0. スウェーデン人と働いて感じたこと
:
勤めていた会社が突然スウェーデン企業の傘下に!そしてある日から突然上司がスウェーデン人に!!
フィクションではなく実際に自分の身に起こった出来事です。それから約10年多くのスウェーデン人やその他の国の人たちと一緒に仕事をする機会に恵まれました。それまで純日本的な仕事のやり方にどっぷり浸かっていた自分にとっては数々のカルチャーショックでした。
今思い返してみると英語も含め結構大変でしたがいろんな意味で学ぶ点も多かったなと思います。日本にも良いところはたくさんあるものの、一方で接してみるとスウェーデンにも参考になることはあるなと。
ここではその体験や感じたことを少しずつ記事にしていきます。文書を残すことでスウェーデンの本質的なところを理解して、それが最近の日本のなんとなくの閉塞感を打開するヒントにでもなれば良いなと思います。
スウェーデンと言う国
北欧諸国の一つであるスウェーデンはスカンディナヴィア半島に位置する約1000万人の国、首都はストックホルムです。
神奈川県と同じぐらいの人口レベルで正直「大きな国」とは言えませんが世界の中ではけっこう存在感がありますね。毎年10月のノーベル賞が有名ですし企業で言うとイケア、H&M、ボルボ、エリクソン、最近ではSpotifyなど世界的なブランドもあり国民一人当たりの所得も高いので雰囲気としては自由で豊かな感じ、そしてジェンダーギャップも少ないと言われています。
スウェーデン(Wikipedia) |
---|
スウェーデン王国、通称スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島に位置する立憲君主制国家。首都はストックホルム。1995年に欧州連合(EU)に加盟、ユーロは導入していない。北欧諸国のひとつであり、西にノルウェー、東がフィンランド、南はデンマークと国境を接しており、バルト海を挟む形でバルト三国やポーランドとも接している。 |
スウェーデンと日本をランキングで比較してみると・・・
※2024年世界の幸福度ランキング(143か国)
スウェーデン: 4位
日本 :51位
☆上位4か国が北欧諸国となっています(1位:フィンランド、2位:デンマーク、3位:アイスランド)。北欧諸国では日々の生活を送るうえでの社会保障が手厚く充実しているので老後を含めて生活にあまり心配がなさそう。またプライベートを大切にする傾向。「幸福」は日常生活の中に存在するものという認識もあり日々の生活を楽しく過ごしているみたいですね。一方日本は51位、もう少し高い順位でも良いんじゃないかとは思いますが違いはあるみたいです。
※2023年一人当たりの名目GDPランキング(191か国)
スウェーデン:15位
日本 :34位
☆日本のトータルGDPはドイツに抜かれたとは言えまだ世界第4位と言われています。しかしながら一人当たりのGDPに目を向けてみると世界では34位、残念ながら世界のトップレベルとは言えないみたいです。スウェーデンもベスト10に入ってはいないものの、それでも日本より上位になってますね。
※2023年ジェンダーギャップ(男女平等度)ランキング(146か国)
スウェーデン: 5位
日本 :125位
☆こちらも上位5か国中4か国が北欧諸国(1位:アイスランド、2位:ノルウェー、3位:フィンランド)でスウェーデンも5位に入っています。一方日本は残念ながら過去最低の125位。調査対象が「経済」「教育」「医療へのアクセス」「政治参加」の4分野とのこと。最近は男女平等に関するニュースなども多くてジェンダーへの認識は高まっているように感じますが、生きやすさの向上には更なる継続的な取り組みが大切なんだなと思います。
スウェーデンは、日本と比べてみると、・男女平等の感覚があり、・一人当たりの生産性が高く、・幸福を感じている人が多いみたいです。
スウェーデン人と働いて感じたこと |
---|
0. スウェーデン人と働いて感じたこと 1. ある日突然上司がスウェーデン人 2. 英語が何とかなる人、そうでもない人 3. 英語にもいろいろあります 4. Attractive Work Place(魅力的な職場) 5. 自分のキャリアは自分で切り開く 6. ハードワークってほめ言葉? ・続く・・・ |
1. ある日突然上司がスウェーデン人 |
---|
勤めていた会社がスウェーデン企業の傘下に入り、背の高いスウェーデン人が職場(当時のIT部門)にやってきました。どうやら自分たちの部門のトップになる方らしい。ある日突然上司がスウェーデン人です。 |